(仮訳)Gymnopilus属:インド産ハラタケ類への追加
Wani, NA., Kaur, M. & Malik, NA. 2022. Genus Gymnopilus (Agaricales: Strophariaceae): addditions to the agarics of India. Avaialble at: https://threatenedtaxa.org/JoTT/article/view/6928 [Accessed June 1, 2022] 【R3-09560】2022/6/1投稿

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3行まとめ

インド、カシミール・ヒマラヤにおいてGymnopilus属菌の多様性を調査し、6種を同定した。
そのうちG. decipiensはインド新産種であり、その他の種はインド北部またはカシミール・ヒマラヤからの初報告であった。
これらの種の検索表を掲載した。

(インド新産種)

Gymnopilus decipiens (Saccardo) P.D. Orton
ヤケノヒメチャツムタケ
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(カシミール・ヒマラヤ新産種)

Gymnopilus aeruginosus (Peck) Singer
ミドリスギタケ
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(インド北部新産種)

Gymnopilus liquiritiae (Persoon) P. Karsten
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus penetrans
本種と異なり被膜が類白色
Gymnopilus flavidellus
本種と異なり被膜が類白色
Gymnopilus sapineus(キツムタケ)
本種と異なり焼けた材や残渣に生じるという特徴を欠く

(インド北部新産種)

Gymnopilus junonius (Fries) P.D. Orton
オオワライタケ
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus odini
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と縁シスチジアの形状が異なる

(インド北部新産種)

Gymnopilus fuscosquamulosus Hesler
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus crocias
インドに分布する
傘表面に小区画状の亀裂を欠く
傘表面に被膜を欠く
傘の表皮が完全に剥ける
襞の縁が平滑
つばを欠く
根状菌糸束を欠く
襞縁部が”heteromorphous”である
柄シスチジアを欠く
本種と異なり枯れた切り株ではなく腐植土に生じる
本種と異なり肉に変色性を有するのではなく欠く
本種と異なり子実体の味が辛いのではなく温和である

(インド北部新産種)

Gymnopilus crocias (Berkeley & Broome) Singer
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【よく似た種との区別】
Gymnopilus fuscosquamulosus
インドに分布する
傘表面に小区画状の亀裂を欠く
傘表面に被膜を欠く
傘の表皮が完全に剥ける
襞の縁が平滑
つばを欠く
根状菌糸束を欠く
襞縁部が”heteromorphous”である
柄シスチジアを欠く
本種と異なり枯れた腐植土ではなく切り株に生じる
本種と異なり肉に変色性を欠くのではなく有する
本種と異なり子実体の味が温和ではなく辛い